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ハチミツはみな同じではない



蜂蜜を採る蜜蜂 ハチミツは採れる花によって、味や香りが違います。レンゲ蜜やアカシア蜜などは、上品な味や香りで好まれます。反対にシナノキのハチミツや、ソバ蜜などは独特の香りがあり、あまり好まれません。
 価格もレンゲ蜜やアカシア蜜などは高く、シナノキやソバ蜜など香りに強いハチミツは安くなっています。


ハチミツの種類



レンゲ蜜
 地域によってはゲンゲとも呼ばれ、岐阜県より西で多く作られます。その上品な風味は、日本では最高級といわれる蜜です。
 レンゲは堆肥として水田の裏作として作られます。科学肥料の広がりによる作付けの減少と、レンゲにつく害虫により、ここ数年レンゲ蜜は激減しています。

アカシア蜜
 ニセアカシアでアカシアとは違う植物なのですが、一般的にはアカシアと呼ばれています。正式名称はアメリカハリエンジュといいます。
 6月から7月にかけて蜜を分泌し、淡黄色の蜜で味香りとも上品で北海道産の蜜の中では最高級品です。また結晶しづらい特色を持っています。

クローバー蜜
 シロツメクサとも呼ばれ、いかにも北海道らしい広い牧草地などで、初夏の頃白い花をつけます。アカシア蜜より少し色が濃く、蜂蜜らしい味や香りです。

シコロ蜜
 正式名称はキハダ、高さ10-5mの落葉樹で、北海道の原生林の中には25mの大木もあります。樹皮の内皮は黄檗(おうばく)と言う漢方薬になります。
 6月に花をつけ、蜜の色は少し黄色の強い淡黄色で、蜂蜜らしい香りの中にかすかに、果実のような香りがあります。

ソバ蜜
 北海道の各地で栽培され、夏の終わりの頃、白色または淡紅色の花をつけます。蜜の色は暗褐色で、味香りとも独特の風味があり、好き嫌いのはっきり分かれる蜜です。しかし鉄分やカリウムなど他の蜜より多く、ルチンなども含まれているので貧血や高血圧の人に良いといわれています。



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