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どうやって一種類のハチミツを集める



 アカシアと他の花が同時に咲いていた時、どうしてミツバチはアカシアのハチミツだけ集めるのか、不思議に思う方もいるでしょう。
 ミツバチは花蜜を巣に持ち帰った時、ミツバチのダンスと呼ばれる、花の咲いている方角や距離、その花がどれぐらい花蜜を出しているかを、仲間に知らせるダンスを始めます。このダンスにより、ミツバチ達は一番花蜜を出している花に向かって飛んでいき、同じ花蜜を集め続けます。
 このミツバチの特性をいかした養蜂が日本独特の転地養蜂なのです。


ミツバチのダンス



 ミツバチは地面に垂直な巣板の上でダンスをします。巣箱から花が100m以内にある場合は単純な円描きます。これは円形ダンスとよばれています。
 花が100m以上はなれている場合は、お尻をふりながら天気図の晴れのマークを描く、尻ふりダンスをします。ダンスの向きで花の方向を知らせ、またダンスのスピードが早ければ花は近くにあり、おそければ遠くにあると、ダンスの早さで花までの距離を知らせます。

●花が太陽と巣箱の間にある場合、ダンスの向きは巣箱の上になります。

ミツバチのダンス1

●ダンスが下向きの場合、花は太陽と反対の方向にあります。

ミツバチのダンス2

●aの角度が巣箱を中心とした太陽と花の角度になります。

ミツバチのダンス3ミツバチのダンス4


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