よくある質問
純粋はちみつですか?
どうして1種類の花だけのはちみつが採れるのですか?
はちみつの種類によって栄養価は違いますか?
同じ種類なのに昨年のはちみつ、他のハチミツ屋さんのはちみつと味が違います。
はちみつが白く固まってしまいました。
はちみつの中にカビみたいな物が生えてきました!
はちみつが冬になっても固まりません。
開封後も常温保存でいいですか?賞味期限は早くなりますか?
はちみつの賞味期限が切れてしまいました、もう食べられませんか?
はちみつの保存方法を教えて下さい。
なぜ1歳未満の乳児に食べさせてはいけないのですか?
妊娠中、授乳中ですが、はちみつは食べても大丈夫ですか?
紅茶にハチミツを入れたら黒くなりました。
ナルセ養蜂場のハチミツは非加熱ですか?
完全に非加熱のはちみつはまったくありませんか?
二ホンミツバチのはちみつ、蜜蝋ですか?
そのほかのご質問は、メール、お電話、質問フォームからお問い合わせください。 →お問い合わせはこちら
純粋はちみつですか?
●純粋はちみつです。
養蜂家さんのもとへ出向き手伝いなどをしながら、きちんと真面目に採られたはちみつであることを自身の目で確認しております。
オリゴ糖などを添加した加糖はちみつなどの取り扱いはありません。
どうして1種類の花だけのはちみつが採れるのですか?
●花の特徴とミツバチの習性のおかげです。
「アカシアはちみつ」など、花の名前がついたはちみつを「単花蜜」といいます。これらの花は、一斉に広範囲にわたって咲き、他の花に比べ比較的多くの蜜を出す花です。
そして、ミツバチは多くの蜜を出す花を見つけると、同じ巣の仲間にも場所を教え、毎日同じルートで同じ場所に通い、効率よく蜜を集めます。
また、養蜂家も時期に合わせ、花のある場所に移動し、花の咲き始めに一度採蜜して、他の花の蜜をキレイに掃除してから、目的の花の蜜を採るなど努力しています。
とはいえ、すべてのミツバチが同じ種類の花の蜜を採ってきているかどうかは、ミツバチしか知りません。
他の名もない花の蜜も混じっているかもしれません。単花蜜は、大部分がその花の蜜であることは確かですが、100%ではないと思います。
☆ナルセ養蜂場では、単花蜜の純度が高そうで良いものが採れた年には「特選」として別に販売いたします。
また、特定の花の特徴がありつつも、他の花が多く混じっていることが明らかな場合は「○○と野草のはちみつ」として販売しております。
はちみつの種類によって栄養価は違いますか?
●少し変わります。
はちみつは種類によって色や味が変わります。ということは、やはり微量成分が違うのだと思います。
一般にオオハンゴンソウのはちみつのように、黄色っぽいはちみつは花粉が多く(ビタミン類が多い)、
ソバのはちみつのように茶色っぽい濃いめの色のハチミツは鉄などのミネラルが多く、味もクセが強めのようです。
ただし、その成分の違いによって、人の健康にどのような影響があるかまではまだあまり研究されていません。
同じ種類なのに昨年のはちみつ、他のハチミツ屋さんと味が違います。
●同じ種類のはちみつでも、その土地、その年ごとで味が違います。
人間には同じに見える花も、土壌や気候などで個性があるようです。
また、同じ土地でも年ごとに味が変わります。
その年の気候によって、花のつき具合、流蜜の具合、周囲の他の花の開花状況が変わるからかもしれません。
はちみつは自然のものです、同じ株になったトマトでもひとつひとつ味が違うように、はちみつも一缶一缶味が違います。
はちみつは1斗缶に採蜜するのですが、大きなはちみつ屋さんですと、一度に何本もの1斗缶を混ぜて瓶詰めできるので、味のバラつきが抑えられると思いますが、
ナルセ養蜂場のような小さなはちみつ屋では一度に数缶しか瓶詰めできないため、缶ごとの味わいがダイレクトにでてしまうことをご理解いただければと思います。
はちみつが白く固まってしまいました。
●はちみつが白く固まることを「結晶する」と言いい、自然の現象です。
結晶しても成分が変化したわけではありません。
はちみつの主な成分の一つであるブドウ糖の作用によるものなので、ブドウ糖の多いハチミツほど結晶しやすいと言われています。
保存しているときの温度にも影響を受け、15℃前後から結晶しやすくなると言われています。
そのままでも召し上がっていただけますが、湯せんするなどして温めると元の状態に戻ります。
レンジなどで熱をかけすぎるとハチミツのとろりとした特長がそこなわれますので、根気よく様子を見ながら溶かしましょう。
結晶の様子など詳しくはこちらをご覧下さい。→結晶について
はちみつの中にカビみたいな物が生えてきました!
●それはおそらく結晶の始まりです。
はちみつは酸性で糖度が非常に高いため、殺菌作用が強い食品です。
また、カビは生きていくのに酸素を必要とするので、はちみつの中でカビが生えることはまず考えられません。
結晶の様子など詳しくはこちらをご覧下さい。→結晶について
水分が沢山入ったりして糖度が下がったりしないように、できるだけ清潔なスプーンを使うようにしましょう。
はちみつが冬になっても固まりません。
●結晶の始まりは一定ではありません。
はちみつの種類によってはナタネなど瓶詰めから3日程度で結晶してしまうはちみつもあれば、アカシアなど何年経っても結晶しにくいはちみつもあります。
はちみつ全体が固まる場合もあれば、まだらに結晶してしまうことも。シャーベットのようになめらかな結晶になる場合もあれば、ざらざらの結晶もあります。
不思議な事に、同じ年にとれ、同じ日に瓶詰めした同じ種類のはちみつなのに、片方は結晶して、片方は結晶していない、ということもあります。
はちみつは15℃前後から結晶しやすくなると言われていますが、その時の保存条件、花粉など結晶の核となりやすい物質の混入状況などによっても違うようです。
結晶しないからといってニセモノと言うわけではありませんので、ご安心下さい。
結晶させたい場合は、結晶の核となるように、他の結晶したハチミツを少し混ぜると全体に広がります。
結晶の様子など詳しくはこちらをご覧下さい。→結晶について
開封後も常温保存でいいですか?賞味期限は早くなりますか?
●常温でOKです。
開封後は、中に水やゴミなどが入らないよう清潔なスプーンを使用していただき、常温で保存して下さい。冷蔵庫に入れる必要はありません。
直射日光ははちみつの色を黒っぽくしてしまうようです、直射日光は避けた方がいいでしょう。
賞味期限は風味を損なわず美味しく召し上がっていただく目安としてもうけていますので、「開封後は何日以内に消費しなければならない」ということはありません。
はちみつの賞味期限が切れてしまいました、もう食べられませんか?
●食べられます。
賞味期限は風味をおいしく味わっていただく意味から採蜜後、3年を設定しています。
ハチミツは強い殺菌力をもっており、保存食の代表的なものなので、古くなったものを食べても心配はありません。
ただ、年月がたつと風味は次第に消えていき、また色がだんだんと濃くなっていきます。鉄分が変化しタンニン鉄が生成されて黒くなることもありますが、腐食することはまずありません。
古いはちみつを食べるのに抵抗がある場合は、砂糖の代わりに煮物などに使ってください。
ミツバチが少しづつ集め、養蜂家が苦労して採蜜したものです、できるかぎり使い切っていただければうれしいです。
はちみつに水あめなどが混じっている心配はないでしょうか?
●その心配は全くありません。
はちみつは、ミツバチと養蜂家の労働の結晶です。必死に世話をしている、かわいいミツバチたちが一生懸命集めてきたはちみつです。
そしてそれを、養蜂家が苦労して採蜜したものです。はちみつ以外のものを混ぜるなんてことは考えられません。
なぜ1歳未満の乳児に食べさせてはいけないのですか?
●乳児ボツリヌス症の心配があるからです。
自然界には土壌細菌であるボツリヌス菌が熱に耐性のある芽胞という状態で存在しており、
植物を訪れることによってミツバチにも付着し、何の加工もせず瓶詰めされるはちみつには、このボツリヌス菌の芽胞が入り込むことがあります。
ボツリヌス菌は腸内細菌の少ない乳児の体内に入ると、腸内で増殖して毒素を作り、乳児ボツリヌス症を発症させることがあります。
ボツリヌス菌は、生鮮食品などを介して私たちの体内に入りますが、腸内環境の整った成人では増殖することができず、。
1歳以上になれば、この菌は腸内で繁殖しないそうです。もちろん1歳なる前日と誕生日で急に腸内環境が変わるわけではありません、
1歳になっていれば大丈夫、ということのようです。
妊娠中、授乳中ですが、はちみつは食べても大丈夫ですか?
●大丈夫です。
上記のように、ボツリヌス菌の心配があるので、赤ちゃんにはちみつを食べさせてはいけませんが、
お母さんの腸内でボツリヌス菌は増殖できず、またお母さんの食べたはちみつが直接赤ちゃんに送られるのではなく、消化吸収後の栄養が送られるので大丈夫のようです。
むしろ、便秘気味になりがちな妊婦さんや、風邪薬などが飲めない時期の風邪予防にはちみつを活用していただければと思います。
紅茶にハチミツを入れたら黒くなりました。
●はちみつの中の鉄分が原因です。
紅茶にはちみつを入れて黒く濁るのは、はちみつ中の鉄分と紅茶のタンニンが化合してタンニン鉄が生成したためと考えられ、害はありません。
はちみつに含まれる鉄分は100g中に0.2mg~5mgといわれ、ソバなどを蜜のもととする色の濃いはちみつは鉄分が多く含まれているようです。
アカシアやレンゲなど色が透明に近いはちみつは鉄分が少ないようで、紅茶に入れてもあまり黒くなりません。
はちみつは非加熱ですか?
●高温の加熱はしておらず、いわゆる生はちみつにあたりますが、完全に非加熱ではありません。
ハチミツの水分を飛ばすための加熱は一切していません、いわゆる生はちみつです。しかし、瓶詰の際に40℃~50℃まで温めています。
はちみつの中に含まれる酵素は65℃で活性を失うとされており、それ以上の温度まではちみつを温めることはしません。
2016年7月試験的に完全非加熱のはちみつの販売を開始いたしました。
蜂蜜においての「加熱」は2種類に大別できます。
1.結晶を溶かすため・蜜蝋などを取り除くための加熱(低温加熱)
はちみつは採蜜現場で一斗缶に詰められ、一斗缶の状態で保存、随時瓶詰をして販売しております。
一斗缶での保存時に結晶してしまうと、瓶詰めできないため、加熱して結晶を溶かし、瓶詰めいたします。
また、結晶していない場合にも、瓶詰めの際にはある程度加熱が必要です。
採蜜現場では目の細かいメッシュにかけて濾すことができないため、採れたままの一斗缶にはミツバチ自身が混ざってしまっていたり、巣の欠片などが入っており、
それらを取り除くため、瓶詰めの際、目の細かいメッシュで濾して詰めます。
その時に常温でははちみつの粘度が高いため、なかなかメッシュを通すことができず、ある程度加熱してから濾すことになります。
2.糖度を上げるための加熱、輸入の際に義務づけられた加熱(高温加熱)
当店ではおこなっておりません。
通常はミツバチたちがはちみつの糖度をしっかり上げてから採蜜するのが基本です。
そうすることで糖度が80度前後の蜂蜜が採れます。
あせって糖度が上がりきる前に採蜜してしまうと、糖度が低い(水分量が多い)ため「はちみつ」として販売することができません。
そのため糖度を上げるために、はちみつを加熱し、水分を飛ばすことがあります。水分を飛ばさなければならないので、かなりしっかりと加熱しなければならないと思われます。
また輸入はちみつの中には輸入時に高温の加熱を義務づけられたものがあるらしいです(すみません、詳しく分かりません)。
他にも、はちみつの中の酵母を死滅させてはちみつが発酵するのを防ぐためにわざと高温の加熱処理を行うことがあるようです。
これらははちみつの加工品に使われるようです。
当店では1の加熱が必要なので、湯せんにて、まんべんなく温度が伝わるよう、お湯の温度は60℃以下(はちみつ自体の温度は50℃以下)に保ち、ゆっくり低温で加熱しております。
高温(70℃以上)の加熱は行いません。高温の加熱は酵素、酵母、ビタミンCを破壊しますし、香りや色変わるためです。
完全に非加熱のはちみつはまったくありませんか?
●試験的販売を開始いたしました。
「完全非加熱のはちみつ」こちらのページからどうぞ。夏の間しか瓶詰不可のため、数に限りがあります。売切れ時はご了承ください。
二ホンミツバチのはちみつ、蜜蝋ですか?
●いいえ。はちみつもミツロウもセイヨウミツバチのものです。
移動養蜂といって、花を追いかけ全国を旅する養蜂家が飼っているのはセイヨウミツバチです。二ホンミツバチは巣の状況にとても繊細で移動に適さないのです。
そのため「アカシア」など花の名前が付いた単花蜜はすべてセイヨウミツバチのはちみつです。二ホンミツバチでは百花蜜しか取れないため「二ホンミツバチのはちみつ」として売られていることが多いです。
ちなみに北海道には野生の二ホンミツバチはいないようです(飼育はできるかもしれません)。
また、二ホンミツバチのはちみつを取り扱う予定は今のところありません。
そのほかの質問はお問い合わせフォームからどうぞ
→お問い合わせはこちらから