全道で雪の朝となりました。十勝も雪です。10月には観測史上４番目に早い初雪が降りましたが、あれはフライングで、この雪が本当の初雪と言えるでしょう。

葉もすべて落ち赤い実だけとなった、ナナカマドも雪をかぶっています。

昨夜から降り始めた雨は、湿った雪に変わり樹氷の綺麗な朝になりました。

この雪で秋も終わりです。明朝はマイナス８度との予報、本格的な冬が訪れます。

名前は小夏、愛称はなっちゃん、なつ。

生まれは帯広畜産大学で三匹の兄弟とともに研修先の農家に引き取られましたが、三匹全部を育てるのは大変で、一匹を残し二匹を譲ると新聞の記事にありました。

それまで飼っていた黒いラブラトールレトリバーのつぐみが亡くなり一ヶ月と少しの家内は、この記事を見つけすぐに連絡を入れ、車が使えない状況の中、最初は自転車で向かいましたが、その距離20キロ以上、途中で遠さに気づきいったん家に帰りタクシーで駆けつけもらい受けてきました。距離の感覚を忘れるほど慌てていたのでしょう。

農家の方は「問い合わせは沢山あったけど、一番早く来てしかもタクシーまで使って」と、快く譲ってくれました。

あれから8年、家族の一員として暮らし口の周りの白い毛も目立ってきました。

気は弱いけど、温厚で従順な性格、得意なのは人に甘える事…そんな性格のうかがえる写真が撮れました。

店を訪れたお客様にも可愛がってもらっています。ご来店の際、声をかけてもらえば家の奥から挨拶にうかがいます。ただ、嬉しさのあまりおしっこを漏らしてしまうかもしれません。その時はご容赦を（笑）

十勝川温泉、花時計「ハナック」が有名な十勝が丘公園の北にある展望台で、十勝平野と日高山脈を一望できます。暖かい季節には景色を眺めながらコーヒーやお茶の飲めるシーニックカフェもオープンしています。

雄大な景色をカメラに納める撮影ポイントとしても有名で、この日もマイナス6℃と寒い中、日の出を狙うカメラマンがいました。

左に十勝川温泉、その右十勝川をまたぐ橋が白鳥大橋（十勝中央大橋）、中央の町並みが札内、右奥が帯広市街、正面の高い山は十勝ポロシリ岳です。

早朝、秋起こしされた畑は霜で白く薄化粧をしていました。

帰りがけ、白鳥大橋のたもとにある十勝川温泉アクアパークで白鳥を見つけたので近寄ったのですがさっと離れてしまいました。餌をねだりに近づいてくるのは、辺り一面が雪で被われ食べものの少なくなった季節だけですね。