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カテゴリー: その他の養蜂仕事

ミツバチの餌やり

名古屋での物産展を無事に終え、

北海道に戻ってまいりました。

物産展では、このブログを見て、

はちみつ入り生チョコ」を作ってくださった方や、

それまではちみつは苦手だったのに、

ウチのはちみつがきっかけで好きになり、

今ではいろいろ試している、という方など

直接お話ができてとても楽しかったです。

 

さて、ついで、といってはなんですが、

せっかく名古屋まで行ったので、

養蜂家さんの元へ、

越冬しているミツバチたちの様子を見に行いきました!

20160317145051.jpg

岐阜県某所。

梅の花がもう終わりかけでございました。

今日は餌やりだということで、

当然お手伝いを!

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ミツバチが集めてきたはちみつは、

当然ミツバチの越冬用にも残しておきます。

はちみつでいっぱいの巣を入れて冬を越させますが、

春先には貯金が尽きて少し不足気味に。

肌寒い日もあり、まだ花も少ない春先は、

自然の餌が豊富とはいえません。

エサの枯渇は巣の全滅につながります。

そこで、花の蜜の代わりになるエサを与えます。

20160317151916.jpg

花の蜜の代わりとはズバリ、砂糖水。

ポリタンクに砂糖水を作って、

巣の中に設置してある給餌器に注いでいきます。

砂糖水を入れたポリタンクは重く、重労働。

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エサを入れ終わった巣箱の中。

巣箱一番奥(写真上)にあるのが給餌器(ただの箱ですが)

砂糖水をナミナミと注いであります。

上に乗せてあるビニールパウチのようなものに入っている茶色いものは、

もう一つのエサである「代用花粉」。

ミツバチの食事は花の蜜と花粉なので、

花蜜の代わりは砂糖水、花粉の代わりが代用花粉です。

代用花粉はきな粉とビタミン剤を混ぜたような感じ。

(花粉はタンパク質とビタミンがたっぷり)

作りたては匂いもきな粉みたいですが、食べてもおいしくありませんでした。

パウチを破っておいてあります。

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ミツバチたちはいい感じに数を増やしていているみたい。

働き蜂の寿命は夏季は1か月程度、冬季で3から6か月程度といわれます。

次に北海道で会うときには写真のこの子たちは

代替わりしていないんだろうな…

 

三代目は久しぶりの現場の手伝いでたのしそう。

20160317163040.jpg

手に蜂をくっつけてます。

 

岐阜県は近代養蜂発祥の地と呼ばれ、

ミツバチの碑があるのでそこにも行ってきました。

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ミツバチに、日頃の感謝と今年もよろしくと伝えて、

帰路につきました。

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

冬の仕事 枠打ち(巣枠作り)

春から秋にかけては、移動に採蜜に忙しい養蜂家ですが、

冬の間はミツバチの世話も少しゆるやかに。

そんな時期にやっておくことは、来期のための巣箱や巣枠作りです。

 

巣枠(すわく)とは、巣の周りの木の枠のことです↓

20160123110332.jpg

わたくしが手でつかんでいるところが巣枠。

この枠の中に、ミツバチの巣の基礎になるシート(巣礎:スソ)を置いておくと

こちらの思惑通りにミツバチちゃんたちが綺麗に巣を作ってくれます。

 

では巣枠作り(枠打ち)の様子を紹介。 

こちら↓枠打ちが素早く出来るための台

20160123110823.jpg

ちょっと散らかってますが、中央のイスのようなものがそれです。

養蜂器具屋さんで売ってます。

無くても作れますが、大量に作る時はあると楽チン。

 

 巣枠は3種類のパーツを組み立てるだけ。↓

20160123110915.jpg

各パーツは木工屋さんなどに作ってもらいます。

①のパーツはこんな↓真ん中にスリットが入っています。

20160123110824.jpg

まずこれを、さっきの台にセット。

20160123110825.jpg

できました↑21本セットできました。

これに②のパーツをくっつけます。

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②には針金を通すための穴が空いています。

位置を合わせて、

20160123110826.jpg

タッカーでバシバシ打ち付けます。

釘を打った方が強度がいいですが、タッカーは楽チン。

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全部打てたらぐるりと回転させることができます!

反対側にも付けて。

20160123110916.jpg

次はこちら↓③のパーツです。

20160123110917.jpg

これはただの棒。

20160123110918.jpg

位置を合わせて、こっちもタッカーで。

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できました。巣箱に入れる時は、こちらが下になります。

そして、台からはずすと

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できあがりー!

 

次は針金を通します。

針金は、巣枠に巣礎を固定するためにつけます。

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②に空けてあった穴を利用して、針金を通して、

タルミがないようにグッと引っ張ります。

引っ張りすぎると針金が切れます。

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できた!

 

次はコマをつけます。

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巣枠の右上に、裏表1つずつ三角形のコマをつけます。

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このコマは、巣箱の中で巣枠同士がくっつくのを防いだり、

採蜜時、ミツブタを切るときの親指ガードになってくれたりします。

 

これで完成ひとまずです!

この巣枠たちは、また別の機会に巣礎を貼り付けられて、

出番を待ちます。

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

スズメバチの襲来

十勝は農作物の収穫が終わり、

エゾリスが一生懸命冬支度をしている姿を見かける季節になりました。

 

9月の下旬頃から北海道のミツバチ達は徐々に本州に戻り始めています。

アワダチソウやオオハンゴンソウなど秋の草花が咲いています。

20151012171117.jpg

秋と言えば、

やっかいなのは、スズメバチです!

 

スズメバチは養蜂家にとっては天敵。

秋は蜂場を定期的に見回ります。

スズメバチを見つけると網で捕らえて長靴で踏みつぶします。

大きいので初めは勇気がいります。

中には素手でバシーンとはたく強者もいるとか。

 

キイロスズメバチとオオスズメバチがミツバチを襲いに来ますが、

キイロスズメバチはミツバチを1匹ずつ誘拐する程度なので、

そんなに恐れる存在ではありません。

(ミツバチが連れ去られる姿を見るととても悲しいですが)

 

怖いのはオオスズメバチ、

集団で襲いに来て巣箱ごと全滅させられてしまいます。

北海道の蜂場では本州より一足早く、、

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あーーー!!

来てる-ーーー!!

3匹もいます!!

小さなミツバチに比べて大きな蜂が3匹写っていますが、

これがオオスズメバチです。

彼らを巣に帰すと、

仲間を引き連れ襲いにくるので、

申し訳ないけど、かえすわけにはいきません!

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通称「ぺったん」を持ってスズメバチ退治にかかります。

ぺったんは、通常ネズミ取りとして使われているものです。

ボール紙に強い粘着力のネバネバがついていつので、

少しスズメバチに触れるだけで、簡単に捕まえられます。

20151012171121.jpg

はい、3匹とも捕まりました-!

このいかにもな悪人面!

 

とはいえ、

そんなオオスズメバチも農業にとっては益虫だったりします。

葉などを食べる他の害虫を食べてくれるからです。

「にっくきオオスズメバチ!」と

記事を書いてはいますが、

彼らは彼らで必死に生きているんですよねー。

 

ああ、でも、無残なミツバチちゃんの姿が・・・

20151012171122.jpg

おぉ、、、無残な姿、、、

なんとかわいそうなことでしょうか。。。

 

むむむ。

やはり、私にとってはにっくきオオスズメバチ!です!

 

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