冬の仕事 枠打ち(巣枠作り)
春から秋にかけては、移動に採蜜に忙しい養蜂家ですが、
冬の間はミツバチの世話も少しゆるやかに。
そんな時期にやっておくことは、来期のための巣箱や巣枠作りです。
巣枠(すわく)とは、巣の周りの木の枠のことです↓

わたくしが手でつかんでいるところが巣枠。
この枠の中に、ミツバチの巣の基礎になるシート(巣礎:スソ)を置いておくと
こちらの思惑通りにミツバチちゃんたちが綺麗に巣を作ってくれます。
では巣枠作り(枠打ち)の様子を紹介。
こちら↓枠打ちが素早く出来るための台

ちょっと散らかってますが、中央のイスのようなものがそれです。
養蜂器具屋さんで売ってます。
無くても作れますが、大量に作る時はあると楽チン。
巣枠は3種類のパーツを組み立てるだけ。↓

各パーツは木工屋さんなどに作ってもらいます。
①のパーツはこんな↓真ん中にスリットが入っています。

まずこれを、さっきの台にセット。

できました↑21本セットできました。
これに②のパーツをくっつけます。

②には針金を通すための穴が空いています。
位置を合わせて、

タッカーでバシバシ打ち付けます。
釘を打った方が強度がいいですが、タッカーは楽チン。

全部打てたらぐるりと回転させることができます!
反対側にも付けて。

次はこちら↓③のパーツです。

これはただの棒。

位置を合わせて、こっちもタッカーで。

できました。巣箱に入れる時は、こちらが下になります。
そして、台からはずすと

できあがりー!
次は針金を通します。
針金は、巣枠に巣礎を固定するためにつけます。

②に空けてあった穴を利用して、針金を通して、
タルミがないようにグッと引っ張ります。
引っ張りすぎると針金が切れます。

できた!
次はコマをつけます。

巣枠の右上に、裏表1つずつ三角形のコマをつけます。

このコマは、巣箱の中で巣枠同士がくっつくのを防いだり、
採蜜時、ミツブタを切るときの親指ガードになってくれたりします。
これで完成ひとまずです!
この巣枠たちは、また別の機会に巣礎を貼り付けられて、
出番を待ちます。
国産はちみつ
ナルセ養蜂場





当時は鹿児島から東北を経て北海道の入っており、









