スズメバチの襲来
十勝は農作物の収穫が終わり、
エゾリスが一生懸命冬支度をしている姿を見かける季節になりました。
9月の下旬頃から北海道のミツバチ達は徐々に本州に戻り始めています。
アワダチソウやオオハンゴンソウなど秋の草花が咲いています。
秋と言えば、
やっかいなのは、スズメバチです!
スズメバチは養蜂家にとっては天敵。
秋は蜂場を定期的に見回ります。
スズメバチを見つけると網で捕らえて長靴で踏みつぶします。
大きいので初めは勇気がいります。
中には素手でバシーンとはたく強者もいるとか。
キイロスズメバチとオオスズメバチがミツバチを襲いに来ますが、
キイロスズメバチはミツバチを1匹ずつ誘拐する程度なので、
そんなに恐れる存在ではありません。
(ミツバチが連れ去られる姿を見るととても悲しいですが)
怖いのはオオスズメバチ、
集団で襲いに来て巣箱ごと全滅させられてしまいます。
北海道の蜂場では本州より一足早く、、
あーーー!!
来てる-ーーー!!
3匹もいます!!
小さなミツバチに比べて大きな蜂が3匹写っていますが、
これがオオスズメバチです。
彼らを巣に帰すと、
仲間を引き連れ襲いにくるので、
申し訳ないけど、かえすわけにはいきません!
通称「ぺったん」を持ってスズメバチ退治にかかります。
ぺったんは、通常ネズミ取りとして使われているものです。
ボール紙に強い粘着力のネバネバがついていつので、
少しスズメバチに触れるだけで、簡単に捕まえられます。
はい、3匹とも捕まりました-!
このいかにもな悪人面!
とはいえ、
そんなオオスズメバチも農業にとっては益虫だったりします。
葉などを食べる他の害虫を食べてくれるからです。
「にっくきオオスズメバチ!」と
記事を書いてはいますが、
彼らは彼らで必死に生きているんですよねー。
ああ、でも、無残なミツバチちゃんの姿が・・・
おぉ、、、無残な姿、、、
なんとかわいそうなことでしょうか。。。
むむむ。
やはり、私にとってはにっくきオオスズメバチ!です!
国産はちみつ
ナルセ養蜂場