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カテゴリー: ミツバチの移動

音威子府(おといねっぷ)に行ってきました

いつものように、蜂箱をおろす手伝いに行ってきました。

幕別町から三国峠を越えて、音威子府まで。

5時間ほどかかり、かなり遠いのですが、友達なので!

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朝7時くらいから作業開始。

20160712140430.jpg

各蜂場にそれぞれ運んでいきます。

昨年は行けなくて、2年ぶりなのですが、

一昨年の様子→2017/07/01 音威子府でお手伝い

一昨年もとても爽やかな天気だったのを覚えています)

 

今日もとっても夏らしい空!

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夏らしい日差しで、

風がとても涼しく爽やかで、

近くの沢の音が聞こえて、

さらに私の大好きなエゾハルゼミが鳴いていて、

ザ・夏休み!

すばらしく気持ちが良いです!!

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巣箱の入り口をあけると早速近くのアザミにミツバチが

20160712140436.jpg

アザミが咲きだしていましたが、

養蜂家さんいわく、

蜜が採れるようになるまでまだ20日くらいかかるとか。

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マルハナバチも来ていました!

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ミツバチも好きですが、

マルハナちゃんも好きです!

種類はわかりませんがかわいいー!

 

歌登のほうへも足を向けました。

途中の公園でみかけた看板。

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な、なにー

一昨日じゃないかっ

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

蒸殺

十勝は6月というのに天気が悪く、寒い日が続いております。

本日も雨。

もう一週間くらい太陽を見ていません、ナルセ養蜂場のヨメです。

 

ですが、北海道各地には

本州から続々とミツバチたちがやって来ています。

夏は全国の養蜂家さんが北海道に集結。

遠くは鹿児島から、

ミツバチの巣をトラックに積んで、

北海道へ上陸します。

20160620143108.jpg

ミツバチの移動の話は何回かブログで書いておりますが。

ミツバチの移動に記事はこちら→「ミツバチの移動」

実は移動は大変なのです。

 

おろした巣箱の中にはこんなものが。

20160620143109.jpg

ああ、なんてかわいそうなんでしょう…

巣板の上にたくさんいるミツバチは死んでしまったものです。

移動中に巣箱の中の温度が上がりすぎて、

蒸殺してしまった巣箱。

20160620143110.jpg

全滅とまではいきませんが、かなりの数が死んでいます。

巣箱の下にできている水たまりは、実ははちみつ。

巣箱内の温度が上がりすぎ、巣が溶けてしまったため、

はちみつが漏れでてきました。

 

養蜂家にとってミツバチは財産。

はちみつを採るために、

いわば全財産を積んで移動するわけですが、

実はこの夏の移動こそ、

一番リスキーなイベント。

20160507153003.jpg

ミツバチを巣箱ごと移動させる時には、

当然巣箱の出入り口をふさぎ、

移動中ミツバチが外に出られないようにします。

北海道までの移動は中部地方からだと30時間くらい。

北海道でも北の方への移動だともっとかかります。

 

夜の間は良いのですが、

昼間、気温が上がってくると

巣箱の中の温度が上昇。

普段なら昼間は働き蜂が出て行って居ない時間、

全員が居るので巣箱の中は満員。

 

ミツバチたち自身の熱もあり、

巣箱の中の温度が上がり過ぎ、

仕舞いには巣も溶け出し、

巣のミツバチほとんどが蒸殺してしまう。

ということがたまに起こるのです。

20160620143112.jpg

↑熱くなって溶けてしまった巣

 

しかも、

ミツバチの数が多い、良い群ほど

蒸殺が起こりやすいジレンマがあります。

 

巣箱の中のミツバチの数を減らしておけば、

蒸殺のリスクは低くなります。

 20160620143111.jpg

↑これも死んじゃった箱。

(たくさんの働き蜂が死んでも、女王は最後まで生きています)

 

しかし、花の咲く時期は限られていて、

採蜜シーズンは短い。

花の咲いている間は出来るだけ切れ目無く

はちみつを採りたい。

 

移動後すぐに採蜜するためには、

採蜜群としてある程度の蜂数に仕立てておく必要があります。

 

その分、巣箱に風が通るよう、網の部分を作ったり、

巣箱の中に隙間を作ったり。

トラックの上に氷を載せて走ったり、

途中ガソリンスタンドで水道を借りて

トラック全体に水を打ったり。

 

トラックが走っている間は風が入りますが、

止まると暑くなってしまうので、停車の休憩は最低限。

 

その昔はトラックに巣箱と家財道具一式を積んで、

家族と一緒に移動するも

東北付近でフェーン現象の熱風に襲われ、

トラックの巣箱ほとんどが蒸殺。

泣く泣く地元に帰った、

なんて話もありました。

 

 20160620150959.jpg

↑もっと昔は貨車で移動。

 

今は天気予報も精度が上がり、

気温の高そうな日を避けられるようになりましたが、

大型のトラックを手配する場合は

やっぱり今日はやーめた、

なんて言えないですし。

 

とはいえ、涼しい早い時期の移動もダメです。

本州で花が咲いていて、はちみつが採れるのに、

花のない北海道に移動してしまっては意味が無い。

 

この時期は「そっち(北海道)の花の様子はどう?」

とやりとりしながら、

いつ頃移動するのか気をもみます。

 

そして全部の巣箱が無事に着くと

ホッと胸をなで下ろします。

「死ぬような(良い)蜂じゃないんじゃないのー?」

なんて冗談を言ったり。20160507151921.jpg

実は命がけの移動なのでした。

 

だからこそ!

北海道ではたくさんはちみつが採れてほしいっ!

お天気よ!回復して~~~ 

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

ミツバチが北海道にきた!

庭のエゾヤマザクラがきれいに咲いています。

ナルセ養蜂場のヨメです。

 

本州の養蜂家さんから「もう移動するよー」と連絡をもらったので、

蜂おろしの手伝いにやってきました!

20160507151920.jpg

北海道の冬は寒いので、

ほとんどの養蜂家さんが本州で冬越しさせ、

暖かくなってから北海道に渡ってきます。

この子たちはずいぶんお早いご到着。

この後、6月下旬にかけてぞくぞくとミツバチさんたちがやってきます!

 

さっそくロープをほどいたら

20160507151921.jpg

 さあおろしますよー

20160507153414.jpg

2箱づつ背中にしょって運びます

20160507151922.jpg

前夜の雨で足元が濡れています。

「前に置いてた跡があるよ」と言われてみてみると、

20160507154823.jpg

ほんとだ!わかりますか!?

写真中央部分に草が生えていない部分があります。

長方形でちょうど巣箱の大きさ。

昨年巣箱を置いてあった跡です。

毎年同じような場所に置きますからねぇ。

20160507151924.jpg

そして今年も同じ位置に並べます。

巣箱は養蜂家さんごとに少しずつ個性があって、

みなさんいろいろ工夫をしていらっしゃいます。

20160507160616.jpg

並べ終わりました。

なんだか二人ともお尻を突き出しているのは、

次の作業にとりかかっているからです。

20160507153001.jpg

移動中、蓋が外れないように釘が打ち付けてあったので、

それを抜いています。

20160507153002.jpg

そしてら次は巣門(すもん ミツバチの出入口)を開けます。

巣門を開けた途端に待ちわびたミツバチたちがとびだしてきます!

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お疲れ様でしたねー!

実は移動中にミツバチが死んでしまうこともあるので、

元気に出てきてくれてうれしいです。

早速巣の周りを飛んで、巣の位置を確認しているようです。

どこだここはーー!?という声が聞こえてきそうです。

 

さてさて、ひとつの蜂場(ほうじょう)に並べられる

巣箱の数には限度がありますので、

つぎの場所に移動いたします。

20160507164315.jpg

こちら2か所目。

だんだん日が昇ってきて気温が上がってきたので、

ミツバチたちが活発に動くことを予想して

面布(めんぷ 頭にかぶる網)を装着。

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中の様子はどんなかな~

20160507153006.jpg

先日岐阜で手伝った餌やり2016.03.17 ミツバチの餌やり以来の

現場の仕事で3代目は楽しそうです。

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カメラを構えてじっとしている私の手や

カメラにもミツバチさんがやってきました。

かわいい。

近くのタンポポにはもう働いている子が!

20160507164229.jpg花粉まみれになっておりますが、

ミツバチさんは正面を向いております。

まっきっきになってかわいいですねー!

 

全部の巣箱をおろし終えたら、みんなで少し遅い朝ご飯を食べて解散。

養蜂家さんはまた本州へ帰っていきました、

本州ではレンゲの採蜜が始まっているころですね。

(当店への入荷はまだ少し先です!あしからず!)

 

20160507164227.jpg

山の中でもぽつぽつとエゾヤマザクラがあって、

きれいに咲いていました。

20160507165133.jpg

シラカンバが芽吹いてきて、少しずつ緑が増えています。

 

昨日は夜中の2時に自宅を出発したのですが、

なんだか今日も体がへんな感じ…

もう歳でしょうかね…

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

 

 

 

 

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