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2014年06月

ミツバチの様子チェック

6月15日午後、

蜂場(ほうじょう)の様子を見て回るのについていきました。

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朝から降っていた小雨があがってミツバチたちが働きにでていました。

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雨間を縫い働く姿に軽く感動です。

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北海道の山の中は、本州の様子とは雰囲気が違います。

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雨上がりでとっても綺麗。

 

ミツバチの巣箱は一つの場所に

どーんとたくさん置くのではなく、

広範囲に少しずつ置きます。

ミツバチの飛べる範囲と、

蜜源となる植物の多さを考え合わせている、

と思います。

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いくつか蜂場をまわるうちに、

少し晴れ間が見えました。

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ハチの様子や、はちみつの入り具合、

蜜蓋のかけ具合をチェックしています。

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明日どこの蜂場の採蜜に行くか、

この蜂場は何日後くらいに採蜜するか判断します。

 

この地域のアカシアの花はまだもう少し持ってくれそう、

もう少し、アカシアのはちみつが採れるといいなぁ。

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国産はちみつ

ナルセ養蜂場

アカシア採蜜-北海道余市周辺

6月15日、16日は北海道の余市周辺でアカシアの採蜜を手伝ってきました。
余市といえば、ニッカウィスキーの蒸溜所があることで有名な場所ですね。
先日ミツバチを降ろした養蜂家さんとは別の養蜂家さんのところに来ています。

 

15日は朝から小雨が降ったり、降ってなかったり、

空はどんより曇ってます。

朝4時半起床、

朝食は蜂場(ほうじょう)に行く道中の車内で食べながら。

6時に準備スタート。

他のお手伝いの人と一緒に準備します。

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雨が降ってくると困るので、

この日はテントを立てて、作業しました。

はちみつに雨が入らないようにするためです。

 

さてさて、はちみつの入り具合はどうでしょう?

左に立っているのは我らがナルセ養蜂場の3代目です。

右側がここの蜂場の養蜂家さん。

実は二人は同い年。

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巣箱の中から、巣板(すいた)を引き上げてみると↓20140617145041.jpg

わー♪ハチちゃん方たくさんです♪

しかし、こんなにミツバチが付いていると、

はちみつは搾れませんので、まずはミツバチを払います。

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親指の付け根あたりに枠を当てるようにして

巣を上下に振り、ミツバチを払い落とします。

(なので養蜂家は親指の付け根あたりにタコができてます)

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↑次に残ったミツバチをハケで優しくなでて落とします。

 

下の写真はこれからハケをかける巣ですが、

どうですか!はちみつがたっぷり!!

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 巣の六角形の穴が右側半分弱、白くなっているのが

おわかりいただけると思います。

 

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これは蜜蓋(みつぶた)といい、

はちみつの濃度が充分に上がるとミツバチが作るフタです。

当然、蜜蓋がたくさんあるほど、良いわけです。

 

しかし、フタがしてあるとはちみつが出てきませんので、

次はこのフタを取ります。

どう取るかというと、

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 包丁で切り落とすだけです~

ここからの作業はミツバチもブンブン飛び回りませんので、

お手伝いさん達にもできるわけです。

 

蜜蓋を切り取ったら、

次は遠心分離機に入れます。

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 巣を回転させ、

遠心力で巣房の中のはちみつを外に出します。

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巣箱の中には最大で9枚の板が入るようになっているので、

遠心分離機も9枚入るようになっています。

 

余談ですが、

今はモーターでウィーンと楽ちんな作業ですが、

一昔前は、グルグル手回し。

9枚も入れると重くてまわらないので、

巣板の数も2枚ずつ。

というか、トラックが無いと

こんなに大きな機械は運べないからかもしれません。

(昔は自転車に缶と分離機を積んでたそうです)

気の遠くなるような作業です。

朝の(夜の?)3時から採蜜してたという話もうなずけます。

 

さてさて、遠心力で外に飛び出たはちみつは、

分離機の底の方にたまるわけです。

じゃーん!お待ちかね!

底に付いたコックを開けると、

採れたてのハチミツです!

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んと!

とっても綺麗な色で、アカシアに間違いなさそう!

その場で糖度を測ると80度で申し分ないです。

(国産はちみつの基準は糖度78%以上です)

 

今週は雨が降ったりやんだりで、

ずっとどんよりしていたのですが、

いつのまにミツバチたちは働いていたのでしょう。

 

みんな最初は心配しながらの採蜜でしたが、

出てきたはちみつをみて、

笑顔がこぼれます。

 

仕事が一段落したら休憩。

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幕別町のハチミツ屋だと言ったら、

ご存じの方がいらっしゃって、

なんとも嬉しかったです。

 

採れたはちみつは一斗缶に入れて、

ラベルを貼っておきます。

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この日のアカシアはちみつ、

分けていただきました。

車に積んで帰りますね!

今年一番の、アカシアはちみつとして、

帰り次第、瓶詰めして販売いたします!

今しばらく、お待ち下さい。

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そして午後は他の蜂場を見て回っていると、

少し晴れ間が見えた途端、

ミツバチたちが一斉に外に飛び出すのが見えました!

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そうかー

こうやって少しの雨間を縫っては

ミツを集めてきていたんだなー

と思うと、

はちみつを採るのが申し訳なく思うのですが…

ここはありがたく、いただきます!

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国産はちみつ

ナルセ養蜂場

 

ミツバチ到着!

ただいま北海道は千歳におります。

本州からの玄関口、千歳空港のある町で、幕別町からは車で3時間くらい。

 

なぜ千歳にきているかというと、

ついに本州からミツバチたちが到着するからです。

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日本の養蜂家の多くは、

「転地養蜂」という、花の咲く季節に合わせ、

ミツバチをつれて移動する方法でハチミツを採っています。

そしてその転地養蜂家のほとんどが

夏は北海道に移動してくるのです。

ナルセ養蜂場も昔は鹿児島から北海道まで

ミツバチと旅をしていました。

(→ナルセ養蜂場の記憶

 

本州が梅雨を迎えるこの時期、

梅雨のない北海道へみんな移動してくるのですが、

今週は北海道は雨続き、テレビでも「蝦夷梅雨」なんてことばが出 てきます。

 

今年一番のミツバチが到着したのは6月12日も、

あいにくの雨模様。

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大型トラックが到着し、

朝の4時頃からミツバチをおろす作業が始まります。

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ミツバチは巣箱ごとトラックに積んでやってきます。

一箱一箱人の手で積んだ後は、

当然一箱一箱人の手でおろします。

 

みてください!この数!

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巣箱は重く、運ぶのは重労働。

巣箱の数も多くとても人手がいるので、

積み降ろしのときは養蜂家同士協力しあうことになっています。

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北海道にいる養蜂家仲間に加え、

地元の農家さんにも毎年お手伝いをお願いしています。

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↑みんなでひとつずつ降ろし、残る巣箱も後少し、

だんだん明るくなってきました。

できるだけ気温が上がらない朝のうちに巣箱の入り口を開けてあげたいのです。

 

だんだん雨も上がってきて、巣箱の入り口を開けてやると

待ちわびたミツバチたちが一斉に飛び出してきます。

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この後も13日、14日と3日連続でミツバチが到着し、

毎朝3時起きが続いています。

 

ところで、

養蜂家さんたちはアカシアの花が咲く

時期に合わせて北海道にやってるのですが、

実は先週暖かい日が続いたためか、

今年は北海道のアカシアは花が咲くのが例年より早く、

すでに花盛り・・・

さて、今年は無事にアカシアはちみつが採れるのでしょうか。

20140614215504.jpg

 

今日はこれから余市の方へ移動し、

明日からは採蜜のお手伝いの予定です!

ではではいってきます!

 

 国産はちみつ

ナルセ養蜂場

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