ミツバチ到着!
ただいま北海道は千歳におります。
本州からの玄関口、千歳空港のある町で、幕別町からは車で3時間くらい。
なぜ千歳にきているかというと、
ついに本州からミツバチたちが到着するからです。
日本の養蜂家の多くは、
「転地養蜂」という、花の咲く季節に合わせ、
ミツバチをつれて移動する方法でハチミツを採っています。
そしてその転地養蜂家のほとんどが
夏は北海道に移動してくるのです。
ナルセ養蜂場も昔は鹿児島から北海道まで
ミツバチと旅をしていました。
(→ナルセ養蜂場の記憶)
本州が梅雨を迎えるこの時期、
梅雨のない北海道へみんな移動してくるのですが、
今週は北海道は雨続き、テレビでも「蝦夷梅雨」なんてことばが出 てきます。
今年一番のミツバチが到着したのは6月12日も、
あいにくの雨模様。
大型トラックが到着し、
朝の4時頃からミツバチをおろす作業が始まります。
ミツバチは巣箱ごとトラックに積んでやってきます。
一箱一箱人の手で積んだ後は、
当然一箱一箱人の手でおろします。
みてください!この数!
巣箱は重く、運ぶのは重労働。
巣箱の数も多くとても人手がいるので、
積み降ろしのときは養蜂家同士協力しあうことになっています。
北海道にいる養蜂家仲間に加え、
地元の農家さんにも毎年お手伝いをお願いしています。
↑みんなでひとつずつ降ろし、残る巣箱も後少し、
だんだん明るくなってきました。
できるだけ気温が上がらない朝のうちに巣箱の入り口を開けてあげたいのです。
だんだん雨も上がってきて、巣箱の入り口を開けてやると
待ちわびたミツバチたちが一斉に飛び出してきます。
この後も13日、14日と3日連続でミツバチが到着し、
毎朝3時起きが続いています。
ところで、
養蜂家さんたちはアカシアの花が咲く
時期に合わせて北海道にやってるのですが、
実は先週暖かい日が続いたためか、
今年は北海道のアカシアは花が咲くのが例年より早く、
すでに花盛り・・・
さて、今年は無事にアカシアはちみつが採れるのでしょうか。
今日はこれから余市の方へ移動し、
明日からは採蜜のお手伝いの予定です!
ではではいってきます!
国産はちみつ
ナルセ養蜂場