手作りみつろうクリームの作り方
- 2014/12/01 20:30
- カテゴリー:はちみつレシピ
「みつろう」とは、ミツバチが作り出す天然のロウのことで、
ミツバチの巣の材料になっているモノです。
昔からローソクなどに使われるみつろう、
電気のない時代、ローソクを大量に使う教会では、
はちみつではなく、みつろうを採るためにミツバチを飼っていたらしいですよ。
ローソクにすると、パラフィンより低温で燃えるのでススが出にくいのだとか。
そんなみつろうで、手作りのクリームが簡単に作れます。
思ったよりも時間もかからないし、準備もいらないのでお試し下さい。
■材料(10gのクリームケースに余るぐらい)
みつろう 3g
ホホバオイル 15g
おこのみでエッセンシャルオイル 1~2滴
今回はホホバオイルを使いましたが、オイルはお好みで、
アーモンドオイル、ココナッツオイル、オリーブオイル、太白ごま油などを使って下さい。
エッセンシャルオイル(精油)は北海道の松の木の精油を使いました、
■必要な道具
みつろうを溶かすための耐熱容器(ビーカーや100均の小鍋)
混ぜるための割り箸
できたクリームを入れる容器(市販のクリームジャー)
1g単位で量れるハカリ
湯せんするための鍋 (今回は使いませんでした)
今回は10gのクリームケース(写真右側100円くらい)と
百均で売っていたステンレスのミルクジャグでミツロウを溶かすことに、
同じくマドラーを用意しました。
小さな小鍋でもいいですが、みつろうを直接いれる容器はロウ専用にすることをおすすめします。
■作り方
1,材料をはかります。
耐熱容器にみつろうとオイルを入れて量ります。
精密に量れる方がいいでしょうが、少しぐらい大丈夫!
クリームの固さが変わるだけです。(みつろうが多いと固くなる)
(思ったものと違うものができてももう一度溶かせますから!)
2,耐熱容器ごと湯せんにかけます。
写真はどうみても湯せんじゃないですね。
今回はステンレスのミルクジャグでしたので、
ホットプレートに直接乗っけました。
温度は弱で。
湯せんを指定しているのは、
直火にかけると、急激な温度上昇が怖いからです。
湯せんでも、IHヒーターでもゆっくりじっくり温めてください。
最初はこんな感じですが、
だんだん溶けてきます。
みつろうは65度~70度で溶け始めます、焦らずじっくり溶かして下さい。
このときみつろうを完全に溶かして、オイルとしっかり馴染ませる事がポイントです。
3、容器に入れ、精油を加える
完全に溶けたら、容器に移し替えます。
精油は熱に弱いらしいので、
割りばしなどで混ぜながらみつろうが少し冷めてきたら1,2滴加えます。
(リップやなどにする場合は控えめかなしで)
4、15分ほどして固まったら完成です!
松の木の香りのハンドクリームができました!
とってもいい香りです。
自分で作れば確実に無添加ですね。
精油無しでもミツロウの香りがして、このままでもいい香り。
精油を加えたものは、ミツロウの香りが全く気にならなくなって、
ちょっと不思議です。
もう少したくさん作って、ボディクリームにすればよかった!
はちみつを加えると、たぶん保湿力アップです。
はちみつを加える場合はロウと蜜が分離しないように、3の手順でよーく混ぜてください。
ミツロウの比率を増やし、リップスティックの容器に入れれば、
リップクリームもできます!
ただし、ナルセ養蜂場のミツロウは未晒しで、
比較的粗目のメッシュで濾しただけのものです。
花粉などが混じっている可能性があります、
お肌の弱い方は事前にパッチテストをするなどしてください。
ミツロウのお買い上げはこちらから~
松の木のエッセンシャルオイルはフプの森さんのものです、
通販もあるのかな?