シコロ(キハダ)はちみつ瓶詰め
- 2014/07/27 11:33
- カテゴリー:商品のはなし
歌登(うたのぼり)からシコロはちみつが届きました!
歌登はハチおろしに行った音威子府(おといねっぷ)の近くで、
北海道の道北エリアに当たります。
ナルセ養蜂場のある幕別町からは300キロくらい
東京からだと名古屋くらいまで行ける距離でしょうか?
冬場は朝の最低気温でニュースに名前が登場するくらい寒くなります。
(ちなみにナルセ養蜂場がある帯広周辺は夏場、道内の最高気温でニュースにでます)
そんな歌登から届いたシコロはちみつ。
シコロ、シコロ、と養蜂家は呼びますが、和名はキハダ。
シコロというのは北海道や東北の方言のようです。
キハダは漢字では黄肌と記し、名前の通り、
木の表層の剥ぐと、真っ黄色の皮がでてくるそうです。
(写真:道産木材データベースより引用)
この黄色い内皮はオウバクという生薬として
漢方などで使われているそうですよ。
木は全国どこでもあるようですが、
「シコロはちみつ」と単花蜜が採れるのは
北海道の宗谷地方だけのようです。
実は今年はすごくキレイなはちみつが採れたんです。
木の中が黄色いことも関係あるのか、どうなのか、
はちみつも鮮やかなレモンイエローをしています。
瓶詰めしたてを比べてみました↑
まんなかのまだラベルを貼っていないのがシコロ、
左がアカシア、右がオオハンゴンソウです。
おおはんごん草と野草のはちみつも、とても黄色いはちみつなのですが、
それよりも明るいレモン色です。
(それにしても、、、アカシアはちみつキレイですね。)
一言で言えば、味はクセがなくて食べやすい。
酸味はないので、レンゲやクローバーやトチのように、
酸味があるはちみつが苦手な方にもおすすめです。
最後にすこし、渋みがあります。
ミカン科の植物だからか、
ほんのりと柑橘のような香りがあります。
ほんのり薬草っぽい、と言う人もおります。
とても結晶しやすいはちみつです。
溶かしても、また結晶してしまうと思うので、
使う分だけ削って使っていただくのがいいかもしれません。
国産はちみつ
ナルセ養蜂場