エントリー

カテゴリー: 養蜂のはなし

ミツバチ到着!

ただいま北海道は千歳におります。

本州からの玄関口、千歳空港のある町で、幕別町からは車で3時間くらい。

 

なぜ千歳にきているかというと、

ついに本州からミツバチたちが到着するからです。

20140614215037.jpg

日本の養蜂家の多くは、

「転地養蜂」という、花の咲く季節に合わせ、

ミツバチをつれて移動する方法でハチミツを採っています。

そしてその転地養蜂家のほとんどが

夏は北海道に移動してくるのです。

ナルセ養蜂場も昔は鹿児島から北海道まで

ミツバチと旅をしていました。

(→ナルセ養蜂場の記憶

 

本州が梅雨を迎えるこの時期、

梅雨のない北海道へみんな移動してくるのですが、

今週は北海道は雨続き、テレビでも「蝦夷梅雨」なんてことばが出 てきます。

 

今年一番のミツバチが到着したのは6月12日も、

あいにくの雨模様。

20140614215209.jpg

大型トラックが到着し、

朝の4時頃からミツバチをおろす作業が始まります。

20140614215220.jpg

ミツバチは巣箱ごとトラックに積んでやってきます。

一箱一箱人の手で積んだ後は、

当然一箱一箱人の手でおろします。

 

みてください!この数!

20140614215233.jpg

20140614215246.jpg

巣箱は重く、運ぶのは重労働。

巣箱の数も多くとても人手がいるので、

積み降ろしのときは養蜂家同士協力しあうことになっています。

20140614215258.jpg

北海道にいる養蜂家仲間に加え、

地元の農家さんにも毎年お手伝いをお願いしています。

20140614215354.jpg

↑みんなでひとつずつ降ろし、残る巣箱も後少し、

だんだん明るくなってきました。

できるだけ気温が上がらない朝のうちに巣箱の入り口を開けてあげたいのです。

 

だんだん雨も上がってきて、巣箱の入り口を開けてやると

待ちわびたミツバチたちが一斉に飛び出してきます。

20140614215408.jpg

この後も13日、14日と3日連続でミツバチが到着し、

毎朝3時起きが続いています。

 

ところで、

養蜂家さんたちはアカシアの花が咲く

時期に合わせて北海道にやってるのですが、

実は先週暖かい日が続いたためか、

今年は北海道のアカシアは花が咲くのが例年より早く、

すでに花盛り・・・

さて、今年は無事にアカシアはちみつが採れるのでしょうか。

20140614215504.jpg

 

今日はこれから余市の方へ移動し、

明日からは採蜜のお手伝いの予定です!

ではではいってきます!

 

 国産はちみつ

ナルセ養蜂場

レンゲ畑のミツバチ

先日岐阜の養蜂場の様子を見に行ってきましたが、

2014.05.31 「ミツバチとクローバー」

その時すでにレンゲは終わりかけ。

今年の岐阜県のレンゲのはちみつは全然採れてない、とのことでした。 

 

20140602140918.jpg

 

↑真ん中がまだ咲きたてのレンゲ、

右が終わって花がしぼんだレンゲ、

左がさらにその後種になったレンゲです。

種がきちんとできるのはミツバチのおかげです!

 

田んぼはすでに田植えも終わって、

レンゲの姿はあまりありませんでしたが、

ところどころ、休耕田に養蜂家が撒いたレンゲが少し残っていました。

 

20140602140921.jpg

 

この休耕田ではまだミツバチが頑張って働いていました!

 

20140602140920.jpg

 

↑お!あの花はまだ蜜がありそう!

と考えているようです。

 

レンゲの花は先日書いたシロツメクサ(クローバー)と同様

小さな花が沢山集まって、ひとつの花に見えるような花冠(かかん)を作っています。

 

20140602140919.jpg

 

上の写真のミツバチが頭を突っ込んでいるのがひとつの小さな花です。

そしてちょうどミツバチの触覚の間に濃い紫で花の中心に向かってラインがいくつかあるのが見えるでしょうか?

これはハチにここに蜜があるよーとお知らせするガイドになっているのです。

写真の彼女もそのガイド通りに頭を突っ込んでます。

そうすると、ちょうどミツバチのお腹のあたりに花粉がひっついて、花は受粉できるようになっているわけです。

写真のミツバチのすぐ左隣の花を見ると、

ちょうどミツバチのお腹にくっつきそうな角度で

おしべが上にでてますね。

 

こうして、花は子孫を残せて、

ミツバチも食糧にありつけて、

さらに人間サマもそれを分けて(横取りして?)

いただけるという仕組みです。

 

というわけで、

人間サマのもとに

福岡からレンゲのはちみつが、

青森からリンゴのはちみつが届きました。

 

20140603180059.jpg

 

今シーズン最初のはちみつです。

是非どうぞ!

 

福岡県産レンゲはちみつ 200g 1,296円

青森県産リンゴはちみつ 200g  896円

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

 

ミツバチとクローバー

 

大阪難波タカシマヤさんでの物産展を終えて、

その足でお世話になっている養蜂家さんに顔を出し、

岐阜県のミツバチの様子をみてきましたよ。

 

20140531145406.jpg

 

岐阜県ではシロツメクサ(クローバー)の花が満開で、

沢山のミツバチが一生懸命働いていました。

 

20140531145347.jpg

 

「彼女たちはきっとあそこの蜂場(ほうじょう)から来たんだなー」

と近くの蜂場を思い浮かべつつ、

小さな体でこんな距離を飛んできたのか、

と毎度不思議に思います。

 

20140531145346.jpg

↑口を伸ばして一生懸命蜜を吸ってますね。 

 

20140531153631.jpg

↑こちらは花から飛び立った瞬間。

まだ口が伸びたまんま!

先っぽがピロンと分かれてますねー

イメージとしては、

まだ口元をペロペロ舐めながら席を立っちゃった感じですかね?

 

20140531153632.jpg

↑彼女は後ろ姿!

毛が生えた胸(真ん中の羽や脚がある部分ですね)が

もこもこふわふわでかわいすぎます!

あと、横にはった羽が素敵です。

 

20140531145345.jpg

↑お腹が蜜でいっぱいです。

それにしても、みんな脚にはでっかい花粉だんご!

 

帰りはさぞかし重かろう、と思います。

 

あ、ミツバチ以外にも、

アブや蝶が飛んできていました。

 

20140531145344.jpg

 

今年の岐阜県はどこも春の採蜜はイマイチだったようで、

頼みのレンゲはどこも全く採れていないとのこと…

 

「今年は午後から毎日風が強くなる、こんな年はあんまり採れん」

のだそうです。

 

レンゲの蜂蜜は岐阜県も有名ですが、

鹿児島や福岡など九州もとっても有名です。

 

というわけで、今年は福岡からレンゲの蜂蜜が届きました。

その話はまた次回。

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

ページ移動

ユーティリティ

- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

新着画像

新着コメント

2024/04/29 from 権限がありません
Re:母の日ギフト
2024/04/29 from 権限がありません
Re:特選一番アカシアはちみつ販売開始
2024/04/29 from 権限がありません
Re:蜂積み込み
2024/04/29 from 権限がありません
Re:またミツバチの転地
2024/04/29 from 権限がありません
Re:またまた移動のお手伝い

新着トラックバック

2024/04/28 from 承認待ち
Re:スズメバチの襲来
2024/04/28 from 承認待ち
Re:ミツロウの手作り紫雲膏
2024/04/27 from 承認待ち
Re:根雪
2024/04/27 from 承認待ち
Re:根雪
2024/04/27 from 承認待ち
Re:ミツロウの手作り紫雲膏

Feed

ログイン

認証フォーム