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カテゴリー: 養蜂のはなし

ミツバチの雄

1週間北海道のいろいろな場所で養蜂家さんのお手伝いをしてきて、

ようやく幕別町に帰ってきました。

今回は採蜜だけじゃ無くて、

割りだし(分けだし)というミツバチを増やす作業や、

ローヤルゼリーを採る作業を手伝ってきました。

それぞれの様子はまた少しずつアップしていきます。

 20140712163201.jpg

写真は蜂場で見つけたミツバチの雄です。

オス蜂はメスの働き蜂より身体がひとまわりからふたまわり大きいです。

おしりの先がまるっこくて、針を持ってないそうで、刺しません。

目が大きく、アブみたいで、なんだかあまりかわいくないのが特徴です。

 20140712163202.jpg

養蜂家の間では雄蜂(ユウホウ)と呼ばれ、

会話を聞いてると「ユーホーがユーホーが」と聞こえ、

新入りは「なんでUFOの話をしているんだろう?」と1度は思う

というのが養蜂家あるあるです。

特に珍しい写真、という訳ではないです。

ではでは、次はちゃんとした養蜂の記事を書きます。

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

音威子府(おといねっぷ)でお手伝い

蜂仕事のお手伝い、本日は音威子府(おといねっぷ)です。

ナルセ養蜂場のある幕別町からは車で約5時間。

 

音威子府村は人口が820人強で、

北海道で一番小さい村だそうです。

そんな音威子府に毎年岐阜から移動してくる養蜂家さんの

ミツバチを積んだトラックが到着するので、

ミツバチをおろすお手伝いをしてきました。

近くの養蜂家さんも手伝いに来ていたのですが、

彼らもまた本州から移動してきているので、

トラックのナンバーがみんなバラバラ。

岐阜、奈良、久留米、鹿児島。

全国の養蜂家さんが大集結するのが北海道の夏なのです!

20140630155721.jpg

トラックから降ろす様子は写真を撮り忘れてしまいました、

前回のブログで見て下さい…  →2014.6.14 「ミツバチ到着!

上の写真は各蜂場へ巣箱を並べ終えたところです。

並べ終えたら、次は電柵張りをします。

20140630155722.jpg

北海道の山では熊が出て、

はちみつを求めてミツバチの巣箱を荒らしてしまうので、

巣箱の周りにはぐるりと電柵を張るのです。

20140630160912.jpg

線に電気を流して、

熊が触るとピリっときて中に入れない様にするのです。

これは別にミツバチとクマ専用、という訳では無くて、

鹿やイノシシなんかが畑を荒らさない用に普通に売られてるモノです。

でも根性のあるクマが、電柵の下の地面を掘って

中に入ってきてたりすることもあります!

 蜂場がある山は北海道らしく白樺が多く、とてもさわやかでした。

20140630161904.jpg

白樺の木の間に巣箱を置いている場所もありました。

20140630161906.jpg

この山では今は「シコロ」という木の花が咲いているようです。

この後は「アザミ」の花の蜜がとれるといいなぁ、

というところだそうです。

気の早いアザミが少しだけもう花をつけていました。

20140630161905.jpg

アザミから採れるはちみつは、すこし緑がかっていて、

オイルの様に輝くオイルグリーンでとても神秘的なのです!

今年はどうなるでしょうか!?

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

メロンのミツバチ

皆さんご存じとは思いますが、

ミツバチたちに頼っていることは

はちみつや蜜ろうを分けてもらう事だけではありません。

もうひとつ大事な仕事があります。

20140628101715.jpg

作物の花粉交配です!

イチゴやリンゴ、ミカン、カキ、カボチャ、スイカ、などなど。

写真のようにビニールハウスで作る場合は絶対必要です。

上の写真のハウスはメロンのビニールハウス。

右端に小さな木箱が見えますが、

あれがミツバチの巣箱です。

メロン農家さんにお願いして中の様子を見せていただきました。

おじいちゃんとおばあちゃん二人でメロンを育てているそうです。

20140628101716.jpg

「いつもはもっとブンブン飛んでるんだけど」

この日はちょっと涼しかったせいか、

あんまりミツバチさんが飛んでいない様子。

20140628101717.jpg

それでも何匹か、

ビニールハウスの中にミツバチがいましたよ~

そして下の写真がメロンの花。

20140628101718.jpg

これは青い果肉だそうで、

他に赤肉の花も見たんですが、

私には見分けがつきませんでした。

20140628101719.jpg

そして、ちゃんとミツバチが仕事していました!

いつもながらかわいらいしいお尻です!

 

今年は6月初めの急な高温、

それにつづく長雨でおじいちゃん

「(ハウスのビニールを)両側全部上げけど暑くて」

とお天気にずいぶん振り回され大変だったようです。

 

それでもいくつかすでに実が大きくなっていました。

 

帰り際におばあちゃんが

「だれか農家やってくれる若い人おらんかねー」

と話しかけてくれました。

彼らも毎年もうやめよう、と思っているけれど

「道路っぱただから、草はやしておくわけにもいかねぇし」

と無理にやっているとか。

「あれも空き家だし、あそこの畑ももやめたんだ」

「これからどうなるんだか…」

 うーん、何か力になれれば良いんですけど…

 

テレビではたまに若者の新規就農の話をやってたりしますが、

まだまだ一部の話なんでしょうか。

なんて、ちょっと考えてしまいました。

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

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