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カテゴリー: 養蜂のはなし

ローヤルゼリー採取2

あれから3日経ちました!

(→ 2014.08.09 「ローヤルゼリー採取①」)

 

移虫した王台はどうなっているでしょうか。

今日は幼虫の写真が出ますので、

苦手な方は注意。

20140809100226.jpg

巣箱から取り出します。

20140809100451.jpg

おお!この枠は100%育っています!

移虫するときに幼虫を傷つけると育たないので、成績優秀です。

プラスチックのコップの上に、フタが出来上がりつつあります。

中はどうなっているでしょう。

20140809100452.jpg

下から見た様子。

よくみると、一つの部屋に一匹、幼虫が丸まってます。

(もう何日かすると、このフタが閉じられ、中の幼虫がサナギになります)

ローヤルゼリーを取り出すためには、

まずはプラスチックのコップの上盛られたフタの部分を切り取ります。

そうすると

20140809100453.jpg

じゃじゃーん!

白いローヤルゼリーの中に女王蜂候補の幼虫が浮いています。

左から2番目と4番目は上手く育たなかったようです

幼虫もローヤルゼリーも入っていません。

 

そして、女王蜂候補の幼虫さんには大変申し訳ありませんが、

邪魔なので最初に取り出します。

写真は我らがナルセ養蜂場の三代目↓

右手に持っている葉っぱに取り出しています。

20140809100455.jpg

右手の葉っぱはおぞましい状況になっております...

ピントの合った写真もありますが、載せるのはやめることにします。

 

幼虫を取り出したら、

いよいよローヤルゼリーを集めます!

専用の小さなプラスチックのヘラでひと部屋ひと部屋すくい取ります。

20140809100456.jpg

すくったら新品のジップロックにいれました。

まさかこのまま商品になるの?ときいたら

「まさかよ!一度濾すよ、買う人の事考えてよ」

と言われてしまいました。

生産者からしても、消費者の顔が見えると、

「ま、いっか」という気持ちではできませんね、

写真の彼は丁寧に作業して下さる養蜂家さんの一人です。

 

どうしても、最初に削った巣のかけらなどが入るので、

このあとガーゼで濾して不純物を取り除いてから

冷凍保存されます。

 

さて、この日とれたローヤルゼリーはたったの200g弱!

ローヤルゼリーは人手と手間がかかりますねー。

国産ローヤルゼリーが高いのがうなずけます。。。

 

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北海道産生ローヤルゼリー100g 15,444円(税込)

北海道産生ローヤルゼリー30g  5,599円(税込)

 

蜂場の帰り道、果樹園に羊がおりました↓

どうやら草刈要員のようです。

20140809100457.jpg

 

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ナルセ養蜂場

 

 

 

ローヤルゼリー採取1

台風の影響で北海道も雨のところが多いです。

幸いナルセ養蜂場のある幕別町はあまり強く降っていません。

さて、ローヤルゼリー採取を手伝いに行った時の様子です。

 

ローヤルゼリーについては、

「女王蜂のための食事で、

ローヤルゼリーを食べて育った蜂(女王蜂)は

働き蜂より身体が大きく、何倍も長生きする」

ということが皆さんご存じの情報ではないかと思います。

 

ではそれがどうやって採取されているかというと、

なかなか知らない方も多いのでは。

 

ローヤルゼリーは、正確には

女王蜂になるための食事で、

いわば女王蜂候補たちに与えられるものです。

女王蜂候補と、普通の平民の差は生まれた場所によって決まります。

20140713135636.jpg

写真中央の普通の巣房(六角形の穴)に生み付けられた卵は働き蜂に、

右下にある、王台と呼ばれる特別な巣房に生み付けられた卵は将来女王蜂になるのです。

王台は出口が下向きに作られています。

 

ミツバチたちは、普通の部屋の幼虫にははちみつと花粉を与えて、

王台の幼虫にはローヤルゼリーを与えます。

 

ですから、ローヤルゼリーを採るためには、

王台をだくさん増やして、

女王蜂候補を増やさなければなりません。

女王蜂は移虫という方法で増やします。

(移虫についてはこちらも→2014.07.13「ミツバチの増やし方1 移虫」)

 

まずは王椀(おうわん)と呼ばれるプラスチックの小さなコップを用意します。 ↓これ20140808113325.jpg

これをミツバチの巣箱に合う木の枠に下向きにくっつけると、

人工王台となります。

20140713140535.jpg

これが正しい向き。コップの出口が下を向いています。

 

そしてここに、卵から孵って2日程度の幼虫を移して(移虫)

巣箱に預けると、ミツバチたちがプラスチックのコップの中に

ローヤルゼリーを貯めてくれるというわけです。

当然ちゃんと幼虫が入っていないと

エサのローヤルゼリーは入れてくれません。

20140713113023.jpg

人工王台に幼虫を移動させてるところ、

右側から出ている細い棒の先に

小さな幼虫が乗っています。

 

そして移虫下枠を、ミツバチの巣箱に預け、

20140808114748.jpg

ローヤルゼリーが貯まるのを待ちます。

ミツバチの群を増やすときは10日待ちますが、

今回は幼虫がローヤルゼリーを食べ尽くしてサナギになる前に

取り出さなければならないので、待つのは3日間。

 

というわけで、それでは3日後にお会いしましょう。

 

北海道産生ローヤルゼリー販売しています。

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採蜜

採蜜の様子はいつも同じような写真になってしまいます。

(前回の採蜜の様子はこちら→2014.6.17アカシア採蜜ー北海道余市周辺

20140724094220.jpg

ミツバチの巣箱のフタを開けているのは我らが三代目↓

20140724094222.jpg

ミツバチの巣が作ってある巣板(すいた)を取り出すと、↓

20140724094223.jpg

当然ミツバチが沢山ついていますので、

板を振って、ミツバチを払い落とします。

20140724094224.jpg

綺麗に落とせました。

遠心分離機の近くまで運んで、

蜜蓋を切り落として、

20140724120406.jpg

遠心分離機にかけて、

はちみつをしぼったら、

きちんと同じ巣箱に戻します。

巣箱ごとに匂いが違うらしいので、

(ひとつの巣箱が一つの家族(群)です)

箱を間違えないように気をつけます。

20140724120407.jpg

はちみつが抜けて巣板が軽くなっているので、

3枚一緒にもっています↑

左手に持ってるハケは、ミツバチを払うためのものです。

巣板を戻す時や、巣箱のフタを閉める時に、

ミツバチを潰して殺さないように、ハケで優しく払います。

20140724120408.jpg

ミツバチがフタの所にいないか確認して、

フタを閉めたら終了です。

ミツバチを潰して殺してしまうような荒い扱いをしていると、

だんだんその巣箱のミツバチたちも荒くなって、

人を刺しやすくなったりするそうです。

殺さないように優しく扱えば、

おとなしい良いミツバチになります。

なんだか人間関係と一緒ですね・・・

 

この日採れたはちみつは

20140724121136.jpg

こんなでした。

先日書いたイタチハギなんかが混ざっているのかなー?

こういった蜜源が特定できないものや、

いろいろな花の蜜が混ざっていそうなはちみつは雑蜜と呼ばれ、

「百花蜜」「野の花はちみつ」「里山の蜜」などいろいろな名前で販売されています。

ナルセ養蜂場でも「野草はちみつ」として販売しています。

いろいろなものが混じっている分、

その時々によって味の違いがあります。

 

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