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霜の朝

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昨日はこの秋一番の寒さとなりました。

帯広でマイナス2℃、十勝川温泉では車の温度計がマイナス4℃を表示していました。

刈り取りの終わった畑は霜で一面真っ白になっています。

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温泉からは観光客を乗せた気球が上がっています。

この日は快晴で日高山脈も一望できて気球からの眺めは最高。

でも寒かった事でしょうね。

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秋は駆け足ですぎ、十勝は冬は迎えます。

さよならミツバチ

夏の間北海道にいた養蜂家さんたちが

本州に帰る季節がやってきました。

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北海道の冬は寒いので、

北海道に拠点を置く養蜂家さんでも冬越しに本州へ渡る人は多いです。

 

どうやって本州へ渡るのかというと、

巣箱ごとトラックで移動するのです。

このミツバチの移動は養蜂家にとって一大イベントで、

先週の日曜日に、私、ナルセ養蜂場のヨメもお手伝いに行ってきました。

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移動用に仕立てられた巣箱が蜂場(ほうじょう)に並びます。

時間が早かったので人間はちょっと待機。

ミツバチたちは昼間外に働きに出ていて、

夕方寒くなってくると自分の巣箱に戻ってきます。

外勤ミツバチたちが帰ってくる頃を見計らって、

巣箱の出入口(巣門といいます)を閉めて、トラックに積込みます。

 

待機している間に周りを散策。

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なんと!この蜂場にはシメジが生えているのです!

天然のシメジなんて初めて見ました。

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うーん、スーパーでたまに見る「ホンシメジ」ってこんなんかも。

でも私には他のきのことの見分けがイマイチ。

 

どんぐりもなってました。

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かわいいです!

森の動物たちも現在冬越しの準備の真っ最中と思われます。

 

さて、だんだん寒くなり、

ミツバチたちも巣箱に帰ってきました。

積み込み開始です!

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トラックに運ぶのは一箱一箱人の手で。

巣箱を持ち上げて、

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台の上に2つ重ねて、

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2箱一緒に背負うスタイルが一般的。

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ナルセ養蜂場3代目の頭のタオルにミツバチがくっついるようにみえるのは、

気のせいではありません。

早く巣に戻らないと置いて行かれるよ-!

私は2箱も運べないので、1箱ずつお腹に抱えて運びました。

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ちなみに、巣箱はそんなに軽くないです、

この日は一箱10kgくらいあったでしょうか?

もっと重いかな?

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写真奥では巣門を閉める作業をしています。

…頭のミツバチ、まだくっついています。

ちなみに、車の中でミツバチが1匹2匹飛んでいようが、

養蜂家たちはあんまり気にしません。

 

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トラックに巣箱が積み上げられると壮観です!

みんな同じ木の箱ですが、使い込み具合によって色が違いとてもキレイです。

むかし、某大手はちみつ屋さんのスタッフが

「養蜂は道具がほとんど木でできているから好きなんだ」

といっていました。

 

毎回のことですが、積み上げられた巣箱をみると、

運んだ疲労感と、達成感で

うんうん、そうだなー、木でできてていいなー、

としみじみ実感する瞬間です。

 

作業が終わると月がでていました。

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でもまだ終わりじゃなくて、

実はここからが本番。

私たちは手伝えませんが、

ミツバチたちは夜のうちにフェリーで津軽海峡を渡り、

陸路で本州のおウチを目指します。

関東まで、中部まで、九州からきている養蜂家さんだって

陸路で縦断して帰るのです。

 

事故なく無事に着きますように、

来年また北海道に戻ってきてね-!

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

しょうがのハチミツ漬

ジャガイモの収穫もそろそろ終わりに近づいている北海道です。

落ちたクルミも外皮が腐ってほとんどなくなり、

エゾリスが忙しそうに冬支度に走り回っているのをよく見かけます。

ナルセ養蜂場のヨメです。

私もそろそろ寒さ対策の心配をしなければなりません。

世の女性の多くがそうであるように、

冬場は手足が冷えきるタイプです。

そんな冬場に作るのが、しょうがのハチミツ漬!

 

シロップを紅茶に入れたり、お湯で割ったりしながら飲みますが、

お料理にも使えて万能選手なんです。

 

作り方は簡単。

生姜をスライスしてハチミツにつけるだけ。

 

材料:

保存用の空き瓶

しょうが(今回は50g)

はちみつ(今回はおおはんごん草のはちみつを200g)

 

作り方:

1,準備。まずは保存容器を煮沸します。

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鍋に瓶がしっかり被るように水を入れ、火をつけます。

熱いところに入れると瓶が割れてしまうこともあるかもしれません、必ず水から。

沸騰したらグラグラさせて2~3分。

(75℃で5分以上、100℃で30秒以上でOKです)

 

とても熱いですから、気をつけて取り出します。

(私は菜箸2本を差し込んで釣り上げました。)

取り出したらそのまま自然乾燥。

(拭いてはダメです、熱いので生姜を刻んでる間に乾きます)

 

2,生姜を刻みます。

生姜はしっかり洗って、雑菌が気になるようなら熱湯に一度くぐらせてからスライスします。

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写真が変な感じがするのは、私が左利きのせいです。

切っていく方向が逆なんですね。

 

皮は付いたままがおすすめですが、

剥いても良いですし、スライスでなく千切りでも。

どちらにしても薄く切る事が大事です。

 

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量ったら50gでした。

(この後30分水にさらしてアクを抜く、という作り方や、

熱湯にくぐらせる、という作り方もよく見ます。お好みでどうぞ)

 

3,瓶に生姜とはちみつを入れる。

先程の瓶に、刻んだ生姜を入れ、はちみつを入れていきます。

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今回はおおはんごん草のはちみつを使いました。

ちょっとフルーティーな独特の風味が生姜とあうかも!?と思ったのです。

 

量は生姜が浸る程度でOKです。

今回はちょうど200gでした。

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このまま1晩か2晩、室温に置いて、シャビシャビになれば完成。

生姜から水分がでて、糖度が下がりますので

その後は冷蔵庫で保存して下さい。

 

使い方

1,飲み物に

お湯割り、炭酸割り、ホットミルクに入れて、紅茶に入れて。

2,お料理に

生姜を使う料理の「生姜+お砂糖やみりん」の代わりに使えます。

ブタの生姜焼き、魚の煮物、それから唐揚げの下味に少し加えると、

ハチミツの効果でお肉が軟らかジューシーになります。

中の生姜も辛みが適度に抜けて食べやすいです。

3,デザートに

ホットケーキにかけたり、アイスにかけても美味しいですよ。

 

 

おすすめのハチミツ 

クローバーはちみつ 200g 821円 スタンダードで使いやすい。

おおはんごん草のはちみつ 200g 745円 生姜にも負けない風味。紅茶向き。

ソバと野草のはちみつ 200g 745円 コクのある生姜漬けになります。

アカシアはちみつ 200g 1,123円 味は間違いないけど、ちょっともったいないかも。

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

 

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