十勝では牧草ロールが畑に次々姿を現し始めました。
北海道の養蜂家達もシナの採蜜が始まり、一年のクライマックスを迎えています。
先日移動させた、シナ山の採蜜の手伝いに行ってまいりました。
ナルセ養蜂場のヨメです。
(先日の移動→2015.07.19 シナ山へ移動)
写真にシナノキは映っていませんが、(後ろに生えているのはスギ??)
ここに立っていると風に乗ってシナの花の香りが漂ってきます。
(不思議と花のすぐ隣ではなく少しだけ離れた所に巣箱を置きます。)
そして、まだ移動用のロープがついたままの巣箱が並んでおります。
(巣箱の蓋などがずれないように、移動時はロープで固定しています)
まずは、ロープを外すところから。
ロープはまた使うのできちんと束ねます。
初心者にはこの束ねる作業も綺麗に出来ず、時間がかかってしまいます。
それから、燻煙器の準備をします。
燻煙器(くんえんき)とはその名の通り、煙を出す器具です。
ミツバチが煙を嫌がるので、ミツバチに移動してもらいたい時に
この器具で煙をかけてどいてもらいます。
ハケで払うよりも、ミツバチを傷つける事がありません。
煙を出すために、燻煙器の中で麻袋を燃やします。
切った麻袋に火をつけて、燻煙器の本体の中にいれます。
ぎゅっぎゅと詰めて、フタをします。
背中についてるフイゴをフカフカさせると、
三角の出口から煙が出てきます。
あんまりフカフカさせすぎると、
火がついて、熱風でミツバチが死んでしまうので注意!
巣箱の蓋をあけます~。
フタの裏にもミツバチがいっぱいついていますが、
フタを地面にトンとたたきつけて、
フタの裏のミツバチを落とします。
もちろん落とすのは、巣箱の入り口がある方!
(前もそんな記事を書きましたね→2015.06.28 ミツロウの色)
巣箱の入り口付近では、こうして払われたミツバチ以外にも、
普段からミツバチがウロウロしているので、
蜂場の巣箱の間を歩く時は、ミツバチを踏んでしまわないように、
「巣箱の後ろ側を歩く」のがルールです。
自分が刺されないため、ということもあります。
巣箱のミツバチ諸君には、
煙をかけて、巣箱の下の方に逃げてもらいます。
さて、本日は私もちゃんと労働人員の頭数に入っています。
私はミツブタを切り落として、遠心分離機に板を入れる作業の担当です。
(だいたい初心者はこのポジション)
本格的に採蜜がはじまると、写真より仕事仕事。
というわけで、本日の写真はここまで!
(他の採蜜の様子はこちらから→採蜜のようす)
最後に遠心分離機から出てきたはちみつだけ採りました!
とっても綺麗な色のシナはちみつです!
今回採ったはちみつは、
持って帰ってきていないのですが、
今年はシナも期待できるかな!??
国産はちみつ
ナルセ養蜂場