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トチノキの花粉

ナルセ養蜂場の3代目は後志から、千歳、日高、滝川と

北海道各地を飛び回っています。

 

6月初旬の写真ですが、山の中の花の様子を紹介します。

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シナノキはプロペラと呼ばれる総苞葉が出てきました。↓20150621094055.jpg

薄緑の細長い葉っぱがプロペラ。

種を散布する時に本当にプロペラのような役目をします。

花の方はまだまだですね。

 

そして、このとき盛りを迎えていたのはトチノキ!

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トチノキは花粉が赤いのです。

ですから、ミツバチさんたちがトチノキを訪れると、↓

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分かりますか?

赤い花粉を脚につけた子がたくさん!!

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ほら!

真っ赤な花粉を満載して!

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かわいいですねーーーーー!

 

シコロの蕾もまだ少し固そうです。

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採蜜シーズンは始まったばかりです。

今年は沢山とれますように!!

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

蜂箱おろし

またひとり、養蜂家さんが北海道へ上がってきました!

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今日は蜂箱おろし。

トラック一杯に巣箱を積んでくるので、

移動の時は積み込み時も、おろす時も

近所の人や養蜂仲間がみんなで手伝います。

(昨年の様子はこちら→2014.06.14 ミツバチ到着!

 

お天気があいにくですが、

曇って気温が低い方が蜂の活動が抑えられるので

こういう日には好都合です。

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いつもながら、巣箱が積まれたトラックは壮観。

全て木の箱ですが、使用年数によっていろいろな色になってて

素敵なのです。

 

実はこの北海道への移動は昔も今も命がけ。

本州からは北海道へトラックで巣箱を運びますが、

運ぶ時は当然巣の入り口(巣門)を閉めて、

中からミツバチが出てこないようにします。

しかし、昼間ミツバチを閉じ込めておくと、

巣箱の中の温度が上がりすぎて、

最悪の場合巣箱のなかのミツバチが全滅する恐れがあるのです。

 

どの養蜂家さんも北海道に早朝着くようにトラックを走らせます。

そのためにはどうしても東北地方を昼間走る事になるのですが、

この時期の東北はフェーン現象でたまにぐっと気温が上がる事があるのです。

 

しかも、北海道ですぐに採蜜に入れるように、

本州でミツバチの数を巣箱いっぱいになるように増やしてあります。

密度が高いと当然温度が上がりやすい。

「良いハチ」(良い群)ほど死にやすいというジレンマがあります。

 

良いハチを殺さないために、さっきのトラックに積んである巣箱は

ちょっとした仕掛けがあります。

普段、採蜜につかっている巣箱は「継箱(つぎばこ)」といって

巣箱が2段重なった2階建てものが多いです↓

(移動せず、定置で採蜜しているところは更に積んで3段、4段にしていきますが、移動が多い日本では2段が主流)

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上の写真は採蜜の時。

 

継箱いっぱいにハチを増やした良い群を殺さないために、

「半丈(はんたけ)」と呼ぶ箱をひっつけて、少し空間をつくっています。

 

これが今回おろした巣箱。↓ 

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フタを開けると、

こんな感じ

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半丈の部分は巣板が入っていなくて、

空間があいています。

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 トラックから降ろしたら、

この半丈は取り除きます。

このまま放っておくと、この空いてる空間に

ミツバチがいずれ巣を作ってしまいます。 

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半丈をとって、フタをすると。

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 見慣れた姿になりました。

 

あとはミツバチが蜜を集めてくれるのを待つのみ!

お天気と花の状態とにらめっこです。

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

 

初回採蜜(後志)

いよいよ北海道でも採蜜がはじまりました。

今週は後志(しりべし)の養蜂家さんところへ

初回採蜜のお手伝いに行ってまいりました。

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朝4時。

朝はあいにくの雨模様。

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蜂場もしっとり濡れています。

 

初回採蜜と聞くと、初物の印象で、いいイメージをもちそうですが、

養蜂の世界では、「初回採蜜」とは「お掃除採蜜」のこと。

冬の間にエサとして与えていた砂糖水が

まだ巣の中に残っているかもしれないので、

1度採蜜して、きれいに掃除をするのです。

 

作業を始めたら晴れてきました。

 

朝日が巣板に当たります。

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ミツブタがびっちり!

 

ミツブタを切り落として、 

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遠心分離機にセット!

 

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でてきましたー!

初回蜜です。

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けっこう濃い色をしてました。

昨年の秋から残った蜜、エサとしてあげた砂糖水、

春先の花の蜜も入っているでしょうか、トチの花も咲き出しています。

でも、冬の砂糖水が入っているかもしれないので、

はちみつとしては売れません。

こうして初回蜜をしぼることによって、

次から採蜜する蜜がちゃんとはちみつとして出せるようになります。 

 

全ての蜂場を、初回のお掃除採蜜してまわります。

次の蜂場は!

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前回防草シートを敷いた蜂場です。

詳しくは前のブログ →2015.05.23 ヒグマ対策!

 

防草シートを敷いたところは雑草が生えておりませーん!

バッチリ!?

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と思ったら、

分かりますでしょうか、上の写真

写真左手から背の高い草が倒れてきて

電柵のヒモに触っております・・・

うーん。

やっぱりまるきり放置というわけにはいきませんね。

見回り必須。

それでも、草刈の手間がないだけずいぶん楽でございます。

 

そして、

朝の雨のおかげでしょうか、

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トラックぬかりました。

とほほー

こういうときはどうしようも無いのでJAFです。

20150613154308.jpg

蜂場は普段自分達以外の人が入らない

整備されてない場所がおおいので、

こんなことがままあります。

これも養蜂家あるあるですかね?

 

国産はちみつ

ナルセ養蜂場

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